リモートで妊婦さんのケア
コロナ禍のため、妊婦さんや赤ちゃんもリモートでケアする機会も増えました。
今回は、妊婦さん。
お腹が大きくなると、腹部が前に出てくるので
骨盤は妊娠前の位置から徐々に前に傾れて開いていきます。
そうすると、どこかしらでバランスをとろうとして
無意識に肩を後に引く方向の力が働きます。
妊娠による自然な変化は当然ですが、上手くバランスが取れない場合
人それぞれですが、大きく分けて2つのタイプがあります。
1)反り腰が得意なタイプ
膝を後ろに押し付けるように立ち重心は後ろに。
2)猫背が得意なタイプ
腰、背中を丸めてバランスをとる。
結果、膝が曲がり、頭が前に出る。
今回の妊婦さん(Aさん) 妊娠25週 第2子 前回帝王切開
(送って頂いた動画を画像にしたので、見づらくてすみません)
腰は痛い
お腹張る
食べたら苦しくて食べれない
などがあり、なんか妊婦生活楽しくないとのこと。
お仕事は継続されていますが安静にと指示出ています。
(ホントに安静にしていれば治るのか???)
妊娠による体の変化は、上記で大まかには、2つのパターンがあると書きましたが
本当に、人それぞれです。
Aさんの場合
動画とリモートで拝見した時の初見は
左肩に力が入って内側に巻き込んでて辛そう(体軸は右側に回旋)
右側の腹筋群が動きにくそう。
画面越しに動きを見ていると
この図のように、無意識に肩を後ろに引き上げている状態。
しかも右肩のみが顕著。
ここで、右肩を悪者にしては間違い。
左肩もそうしたいところを巻き込んでいるのでできない。
右の腹筋群の滑走が伴っていないので
結果右肩が、とっても頑張っている状態。今回、手技取得講座の最終コースまで
受講くださった桜さんに同席して頂いていたので
ご指導頂きながら、Aさんにエクササイズしてもらう。
必要な所には、桜さんの手を借りて画面越しにケア。
僧帽筋の起始停止部
広背筋やその深部とのFasia(筋膜など)
広背筋の上腕骨の停止部
外腹斜筋・内腹斜筋
前鋸筋
肘
などなど
今回は、ここまで。
あげればきりがないですが、それらの滑走がよくなるようにリリースしていく。
アナトミートレイン筋膜解剖オンラインライブストリームを
受講して、よりイメージしやすくなりました。
画面越しではありますが、「お身体の内部に意識を向ける」という事は
もしかすると距離は関係ないのかも?と
最近、リモートのお陰で遠隔でケアすることも増えてきて
そう感じます。
今後、物理学で証明されていくでしょう。
私も、検証していきます。
当たり前ではありますが、姿勢や動きの評価を
きちんとすることが重要です。
まだまだ学びは続きますね。
今回は、同じ条件で撮影できず、ここでは写真掲載はしませんか
確実に変化しています。
「はい、今動いたでしょう?」と桜さんに聞くと
「はい!! 」と、画面の向こうのお二人は、キャーキャー言ってる 笑
【ケア後、桜さんへのAさんの感激のご感想】
今日は、感動の嵐やったんですよ。
なぜなら、午前中ただ座ってるだけやったのに、何回もお腹が張って
ボールくらいカチカチなってて。頻尿になるし。
でも、午後、どんなに動いても張りがなくて
ほんまに感動したのが 私の精神面が安定したこと!
いつも張りが不安で、楽しくなかったんです。仕事。
体の健康ってこんなに精神に安定させるんやって感動しました!
~~~~
60分で、この変化は嬉しいです。
本当に、良かったです。
胸郭も開いて、呼吸も楽になっているでしょう。
赤ちゃんにも、しっかり酸素が届きます。
胎児期からの環境が、生後の赤ちゃんの発達にとっても大切な事
産前に身体を整えておくことの重要性(産前8割・産後2割です)
でも、妊娠中にできなかったからといって、ダメだという事ではないですが
より楽に産後(育児の始まり)を迎えることができます。
こちらにも詳しく書いていますので、ご覧くださいね。
赤ちゃんの場合は、ママの手をあてて頂きながらケアします。
ママでなくても、大人の場合でも
どなたかの手を借りることもできますが
今回の桜さんのように、lacteaの講座を受講してくださった方の
手を借りられれば、断然結果は早いし
私も、言いたいことが、すぐ伝わってノンストレス。
そんな桜さん
この度、満を持してサロンを開設なさいました。
妊娠前からスタート!
赤ちゃんの健康な体と
きらきら笑顔を手に入れる口呼吸改善専門
S my S(エス マイ エス Show me your Smile)
お近くの方は、ぜひ。